WiMAXとWiMAX2+の両方が使えて良かった

通勤や移動で電車やバスを利用していると、ノートパソコンやiPadなどのモバイル端末を利用している人をよく見かけるようになりました。私も移動の際にはモバイル端末で電子書籍を読んだり動画を見たりなどしています。その際に必要となるのがポケットWifiなどのモバイル通信機器。

電波の強いエリアであれば屋内外共に通信は安定しています。しかし、電車などの高速移動中ではエリアによっては電波通信が遅くなったりしてしまいます。また、通常使用よりもバッテリーの減りが早いのも悩みどころです。

こういった悩みを抱えている人は多いと思います。しかし、ポケットWifiもこういった悩みを受け入れて機能改善してくれて続々と新モデルを発売している情報もよく聞きます。そこで、新モデルは電車移動など高速移動の際にどれくらい改善されたのか検証したデータを見つけたので紹介したいと思います。

電車移動での通信速度

使用されたモバイルルーターは、WiMAX 2+に対応した軽量薄型モデルの「Wi-Fi WALKER WiMAX 2+ NAD11」です。WiMAX 2+の対応エリアは拡大してきていますが、LETやWiMAXに比べるとまだまだ対応エリアは狭いのが現状です。どれくらい力を発揮してくれるのか楽しみです。

検証に利用した路線は、WiMAX 2+に対応しているJR東海道線の川崎駅~戸塚駅区間です。途中停車は横浜駅のみでそれ以外の約20分は高速で走行しています。検証結果は走行中はほとんどWiMAX 2+をキャッチすることもなく、WiMAXからWiMAX 2+に切り替わることもないという結果に。横浜駅で停車中に電源のオンオフをしてもWiMAX 2+をキャッチするのは一瞬だけで、すぐにWiMAXに切り替わってしまいました。確かにポケットWiFi比較2015でも解説されているようにWiMAX2+のエリアはまだまだ狭いようです。

通信速度はアプリは使用せずに、クラウドサービスやftpサーバーでのファイル確認ができるかを検証方法としてしようされています。1つ目の方法ではクラウドサービス上にある320KbpsでエンコードしたMP3動画をストリーミング再生できるかどうかです。横浜~戸塚間には圏外になる短いトンネルがあるのですが、トンネルに入る前に十分に読み込みができる程の速度がでたことから、再生は問題なくできることがわかりました。

2つ目のftpサーバーからのファイル転送は、通勤ラッシュの混雑時間帯でも転送が途切れることはありませんでした。データ受信速度は平均で0.9~1.2Mbpsという結果に。一時的に通信速度が上下する場所もあったなかでも、完全に途切れる途切れることはなかったという部分では安定のモバイルルーターと言えますね。

NAD11のバッテリー持ち

通信速度の次に気になるのは、高速移動でのバッテリーの持ちではないでしょうか。数分しか使えなかったら長い移動時間の時は時間を持て余してしまいますからね。NAD11のスペックではWiMAX 2+通信時で約7時間、WiMAX通信時で約10.5時間になっています。WiMAX 2+で7時間しか使用できないのはちょっと不安ですね。

検証ではWiMAX 2+とWiMAXを自動切り替えをしてくれるHSモードとWiMAXのみ使用できるNLモードの2つでおこなっています。スマホ2台+PCを同時接続して高速移動した時のバッテリーの持ちは、HSモードで平均380分(約6時間)、NLモードで平均565分(約9時間)という結果になりました。3台同時接続で基本スペックより1時間短くなりますが、これなら移動時間に合わせてモードの使い分けの予測がしやすいですね。バッテリー持ちを重視するか持ち運びしやすい軽量を選ぶかで好みが分かれそうです。